茶道をはじめてみませんか? 茶道の作法や魅力についてご案内します。

お茶会に招かれたとき(心得・拝見)

お茶会に招かれたときのお茶席の心得
お茶会に招かれたときには、扇子・懐紙・菓子切り(黒文字楊枝)を持参してくださいね。黒文字楊枝とは黒文字という樹を使用して作られた菓子楊枝のことです。一般的にはお茶席などで、和菓子を食べるときに使われます。その他にも竹の細工の楊枝などもあるので、いずれかを用意してくださいね。

正式なお茶会には着物が好ましいのですが、ここでは身近なお茶会のお茶席の作法を覚えてね。(お稽古でも習います)
お茶会に出掛ける前は、香水などの匂いのあるものは避け、爪もマニキュアなどは控えてください。次にお茶席に入る前には、アクセサリーなど(指輪・時計・ブレスレットなど)は外してくださいね。

基本的な事ですが、正客(一番上の上座)と末客(一番下の席)には座らないようにしましょう。正客とは客の代表として、亭主と挨拶したり問答したりなど正客の作法があるので、技量のある人が座ります。また末客もお詰めといって茶事が差し障りなくすすむようにお手伝いが出来る人が座ります。

掛け物(掛け軸)・お釜の拝見
まず入り口で扇子をひざ前に置いて一礼して入ります。このとき扇子を前にすすめ、両手を畳について腰を浮かせるように軽くにじって入ります。席中に入ったら、扇子(扇子のかなめは右)をひざ前において正客に一礼してから床前に進みます。床正面に座り、床の間の掛け物(掛け軸)・お花・花入れを拝見します。床正面に座ったら、扇子をひざ前に置き、両手をついて一礼します。両手はついたままで、掛け軸の拝見をし、次に花入れが床柱に掛かってるときには、床柱に向けて扇子を置き、ひざも少しだけずらして、お花と花入れの拝見をします。(花入れが掛け軸の前にあるときには、掛け軸を拝見後、そのまま花入れを拝見します)。拝見を終えたら、扇子とひざを元の位置(床の正面)に戻して一礼します。
扇子を右手に持って、左へひざを繰って立ち、道具畳にすすみます。道具畳にすすんだら、風炉の前に座り、扇子はひざ前においてお道具(風炉・釜)を拝見します。(このときお辞儀はしません)

拝見を終えたら、茶道口の前に戻って必ず畳の縁角(へりかど)を通って自分の席に戻って座ります。このとき畳の縁(ヘリ)は踏まないように気をつけてね。大人数の場合は直接席につくこともあります。
全員着座したら、亭主があいさつをします。あいさつを終えたら、扇子は体の後ろにかなめを下座に向けて置きます。正客の扇子のかなめは上座にむきます。

言葉の説明
  ☆にじるとは ⇒ ひざをすって動くこと。
  ☆席 中   ⇒ 茶席の部屋のこと。
  ☆繰って   ⇒ 動かす。

ポイント
☆次客が右へひざを繰るっていうことは、正客が座っている方にむくということです。
☆持参する物の中に、出来れば白いソックスも用意して欲しいですね。お茶席に入る前に、はきます。
☆着座するときは畳の縁とひざの間が畳の目数で十六目くらいあけて座ります。
☆扇子の扱いとして、亭主があいさつするまでは、右のひざ脇に置いて、亭主とあいさつをかわすときには、扇子はひざ前に置きます。あいさつを終えたら、扇子はうしろに置きます。このとき扇子の要は下座に向けて置きます。
←前の記事
ちょっとひと息
次の記事→
お茶会に招かれたとき (お菓子のいただき方)