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北極海の氷の減少と生態系の危機

異常気象 この冬の寒さも特別です。



そもそも温暖化なのになぜこんなにさむいのでしょうか。



その鍵は北極にあるようです。



このたび 観測船未来が、北極でも70日間におよぶ調査をえて 帰還しました。

北極での調査をえた 日本の研究者は、こんな感想をのべています。

いつもの北極海とは違う。



アラスカよりの北極海は近年では、氷がほとんどありません。

自動で観測気球を飛ばす装置を使って北極での低気圧の貴重なデータを収集しました。



低気圧は風が強く 氷を吹き出す働きをするそうです。

そのために氷を少なくする働きがあります。



このところの温暖化のために氷がとけて、水蒸気が発生し 低気圧ができているのです。

そしてその低気圧が氷を吹き流し さらに水蒸気を発生させる。

そのような悪循環が起きているのです。



国連の関連機関によると、北極の温暖化は異常気象の原因と考えられています。

そして、世界中に、更なる 豪雨や 猛暑 、干ばつをもたらすとしています。



そして 氷の減少と低気圧は日本の冬にも大きな影響をおよぼすことが見えてきました。



北極にはバレンツ海という海域がありますが、このバレンツ海の表面積が注目されています。

北極海で発生する 低気圧の進路は、このバレンツ海の氷が少ない年は、北寄りに移動しているというのです。

その分、寒い シベリア高気圧が拡大して日本に冬将軍をもたらしているのです。



2006年の1月には、バレンツ海残りが急激に減少しています。

今年の冬は、平成18年の豪雪 と呼ばれ、大変な多雪にみまわれ、多生の被害者が出たのです。



実は今年2013年も 2006年のバレンツ海の海表面積と同じなのです。



つまり 今年も2006年と同じような多雪になる可能性があるのです。



北極の異変には世界の研究者も危機感を募らせています。



このままの推移で北極の氷が減り続ければ、北極の氷が無くなるのは、わずか 30年後なのです。

2040年の夏には北極の氷がなくなってしまうというのです。



そしてそのような事態になった時に 地球が、どんな状態になるのか研究者も正確には予測がつかないといいます。



北極の氷が無くなった時に起こる地球の熱暴走。

その時に地球がどうなるかは誰にもわからないのです。



地球温暖化が進んでいることは疑う余地がありません。

そして温暖化の原因は二酸化炭素の増加です。



北極海の氷の減少と二酸化炭素の増加、これによって 30年後には地球場の生態系が大きく変わってしまうのです。



生態系の危機が目前につまっているのです。

人間にできることは少なくともco2を減らすこと。



思い切ってやっていかなければなりません。