カプセル内視鏡検査が保険適用に 大腸がん検査は飲むだけになる
保険の適用範囲が広がるというお話です。大腸がんは非常に怖い病気ですが、また、たくさんのひとがかかっている病気でもあるんです。
厚労省の2012年統計によると、女性のがんによる死因の1位は大腸がんだそうです。
男性でも3位でたくさんのひとが大腸がんにかかっているんです。
この大腸がんの検査 方法で、カプセル内視鏡を使う方法があったのですが、
これまでは保険が適用されませんでした。
このカプセル内視鏡が、2014年1月から公的医療保険の対象になります。
厚生労働省の中央社会保険医療協議会で2013年11月6日に承認されました。
これによって、大腸のがんを探す検査方法が一般的に広まると思われます。
カプセル内視鏡の大きさは長さが3.1cm 直径は1.1cmのカプセル錠の内視鏡です。
この小さなカプセル内に、2台の小型カメラとLEDライト、バッテリーが内蔵されていて、1秒間に最大35枚の画像が撮影できます。
このカプセル内視鏡を使えば、大腸がん検査が「飲むだけ」でOKとなります。
今までは、肛門から細長い管を入れて内視鏡検査をやっていましたが、これは心理的にも嫌な検査でした。さらに、痛みを伴うこともあります。
カプセル内視鏡を使えば、これらは全て解決します。
気になる費用ですが、
3割負担の保険適用で、1回数万円程となるようですね。
カプセル内視鏡の価格が8万3100円なので、保険適用とはいえ まだまだ高いようです。
これからこの方法が一般的になって カプセル内視鏡が安くなれば、費用ももっと安くなると思います。
ずいぶん昔、小さくなった人間が人の体内にはいり込んで治療行うという映画がありましたが、
まさしくこの映画を思わせるような治療方法です。
時代と共に医療技術は進化していますね。