お茶を始める前に2
掛物⇒お茶室の中で最も大切な役割をしています。古来、掛物は「お茶に近い第一の道具」とも言われ、茶会の趣旨を掲げるものだそうです。亭主が茶会の趣旨を掲げ、お客がその意味を知る。いわゆるその茶室の雰囲気の源をなすものみたいですね。掛物で亭主の趣旨をくんでくださいね。掛物の形として、一行もの(縦物)や横物などがあります。
☆ 掛物を中心として、花入れや茶碗・茶杓の銘や形・模様などが取り合わされてきます。
花入れ⇒花入れにも種類があり、真・行・草の格調別に分けられています。真は青磁とか染付の類で、活ける花も制限されます。行は楽焼や各地で作られる焼き物のほとんどが行とみられています。陶器の花入れも行とみていいそうです。真と草の格の中間の属するものは行とみていいみたいですよ。草は一般的に竹とか籠の花入れです。釉(うわぐすり)のかからない土焼きなどは草の格です。
☆中国渡来の古格を持つ籠の花入れは行の格に入るみたいですね。
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