初釜
初釜とは???お正月は楽しい初釜ですよ(にっこり)。
お正月を祝ってするお茶会を「初釜」といいます。
お正月の年頭のお茶は災いを除いて、病を去る効能があるものとして、大福茶とよばれ、古来、お正月を祝うお釜のことを「大福」というそうです。
お正月のお茶は初釜の名で、大福茶からはじまります。
お稽古中の人たちにとっては、「初釜」が「お稽古はじめ」なのです。
先生がお弟子さんの前でお茶をたてることは、ほとんど見られないと思います。先生がお弟子さんにお茶をたてるのはお弟子さんに許しもの(奥義伝授)を伝える場合だけだといわれています。
「初釜」は年に一回、年の初めにお祝いとして、またお稽古のはじめとして、先生がお弟子さんに濃茶を点ててくれます。お弟子さんたちは先生のお点前をよく見て(拝見して)、お稽古の基とする。初釜にはこうした意義とお稽古始の意味があることを覚えててね。
←前の記事 お茶会に招かれて(お菓子のいただき方2) | 次の記事→ お茶を始める前に1 |