お茶会に招かれて(気配りと作法1)
お茶会に招かれたときの心得でふれてます・・・。
ここではお茶席での気配りと作法にふれたいと思います。
秋になると各所で家元による献茶が行われます。
それに伴っていろんなところでお茶会も催されますよね。堅苦しく考えずに、学んだお茶の形を、その形を自分のものにするためにも、ぜひお茶会に出掛けてみませんか?
お茶会に招かれなくても、参加できるお茶席にはぜひ行ってみてくださいね。お稽古だけでなく、いろんなお茶会に出て、繰り返すことが学ぶこと、自分のものにすることになりますよ。
お茶は基本的には、お菓子をいただいて、次にお茶をいただく・・・。そしてお茶会を催してくれた亭主に対しての感謝の気持ちを表す。相手を思いやるひと言・礼がお茶に招かれた客として、参加した客としても大事なことです。感謝の気持ちを忘れないでね。もてなしを受ける・・・この思いが大切だと思います。お茶を点てて、いただいて・・・だけが茶道ではなく、こうした精神的なことが日常生活にもいかされますよ。お茶の精神を生活の中にもいかせるようになればいいですね。
お席入り前には、座る位置(席順)を確認しておきましょうね。客側の主客を正客(しょうきゃく)、次の客を次客(じきゃく)、三客・・・末席(詰といいます)となります。
正客には目上の人・知名な人、またはお茶に詳しい人などがなります。詰(末席)は客全体のお世話をすることが多いので茶会になれた人にしてもらうといいですね。慣れていない初心者達はなるべく慣れた人たちの間にはさんで座るといいですよ。見て・聞いて教えてもらって勉強してくださいね。
で家元による献茶が行われます。それに伴ってお茶会も行われます。お茶会を楽しんでいただけたらいいですね。
☆ お茶会に招かれたときに持参するもの(持ってたらいいもの)。
お菓子をいただくための楊枝・楊枝入れ。お菓子切り。扇子。ふくさ。懐紙・懐紙入れ。
着物であれば替え足袋。洋服であれば白いソックス。その他ハンカチとティシュペーパー。お菓子や食べ物の残りを包む袋もあれば便利です。
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