初心に戻って
ここでちょっと初心に戻ってみましょお茶を学ぶ・・・お茶以外でもなのですが、学んで身につける・・・だけじゃないんですよね。学ぶということは覚える・身につけることで一生懸命に素直な心で無心になりませんか?学ぶことによって毎日の生活にも変化が表れますよ。心が穏やかになり、そして自分の世界が広がってくようにも思えますよ。
お茶に限らず習い事・お稽古事、最初はだれもややこしい・めんどくさいと思いがちですが、お茶のお手前を身につけると動作が自然に美しくなりますよ。そして日常の生活にもいかされるのです。
お茶のお稽古をされた人は歩く・座るなどの動作、またお茶・お菓子を召し上がるときにも美しさがみられますよ。身につく・・・簡単なことではありませんが、身につくまでになれば、もう自分のものになったということなのです。
お茶を早く覚えるには、他の人のお点前を見て覚えることです。人が注意されてても、他人事じゃなく自分のこととして聞いてくださいね。他の人のお点前も自分がしてると同じようにお茶を点てるのを見ながら、自分も心の中で頭の中で点ててみて覚えてね。
またお茶は美味しく召し上がっていただくことが大事です。そのためには決められた動作も大事ですが、それ以上にこころを込めて点てることが大事です。
お茶のお道具を大事に扱う人、人をもてなすのにこころがあるかどうかも、動作一つでわかるそうですよ。「茶道」とは決められた動作で行うことではない・・・らしいです。
所作の美しい人と同じで「こころを込めて」行うことが大事なことなのです。
それから器用な人と不器用な人がいますよね。
器用な人はお手前の所作を早く覚えるけど、基となすところの深さが足りないそうです。
また不器用な人は些細なことにも細かく注意され、覚えるのに苦労するけど、その苦労が大変さが知らず知らずのうちに身について自然に基のなすところが深まってくそうですよ。ちなみに私は不器用で後者です。
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